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バーテンダー

バーテンダー16

バーテンダー16

好きなマンガの1つです。

今巻は、いつもとはちょっと違う構成になっています。
詳しくは最後に。


Glass120 心の壁

佐々倉のバー、イーデンホールで飲んでいるホテルの女性従業員たち。

その中の1人、ジュディは、北海道にいる久米雅夫と3年間の遠距離恋愛中。
彼とは結婚を考えていましたが、日本の生活にも、人にも慣れたとは言え、何か越えられない心の壁のようなもので悩んでいました。

そんな時、突然、雅夫の祖父がやってきて、彼もいないのに、1人で東京観光をすることになりました。


観光案内中も、さりげなく結婚は反対だという言い回しをされ、ジュディは落ち込み気味。

そして1日の終わりにやってきたのは再びイーデンホールです。


ジュディの気持ちを知っている佐々倉は、珍しくカクテルを勧めました。

それは「チェリー・ブロッサム(桜)」。


日本人の田尾多三郎のオリジナルカクテルで、濃い赤が特徴。

桜だからと、淡いピンクにするのではなく、あえて濃い赤のカクテルを編み出したのは、国際派でもあった田尾が、外国でも受け入れられるように配慮したからだと言います。

それは、人と人の心の間には壁を作ってはいけないという意志の表れではではないか。

たとえ壁があったとしても、それは色をちょっと変えることで乗り越えられるほどの小さな壁。

佐々倉はそう言いました。


最初は結婚に反対しようとしていたおじいさんでしたが、ジュディの心を知り、考えも変わったようです。

東京から札幌までオープンカーで走ろうとしているこのおじいさんは、後に再び登場します。


Glass121 大人の心

イーデンホールに消防の立ち入り検査が入るということでバーはお休み。

佐々倉は溜まった有給休暇を消費するために、この間を利用して北海道に1人旅。

和久井は、佐々倉がいない間、ラウンジで働くことになりました。


まずは和久井の話から。

神嶋部長の息子が、和久井と同じ大学ということで、この度、OB訪問を受けることになりました。

必要以上に砕けたイマドキの若者に戸惑う和久井は、彼をバー東山へ連れて行きます。

そこで出された少し変わったカクテルが「プレーリー・オイスター(大草原の牡蠣)」。


草原を旅していた若者が高熱を出し、薄れゆく意識の中で、牡蠣が食べたいと言ったことが始まり。

仲間は知恵を振り絞り、卵の黄身、オイスターソース、トマトケチャップ、ビネガー、コショウで偽の牡蠣を作ることに成功します。

食感はまさに牡蠣。
それを飲んだ若者は、見る見る快方に向かったという話。


東山さんは、レシピにはないけれど、このカクテルの最後に入れるある物、大人の心が一番大切だと言いました。


それは大人の嘘だったり、普段は口にすると照れるので普段は心にしまっているもの。

絶望しない魂、信じる強さ、誰かを必要とする謙虚さ、必要とされる喜び、優しさと思いやり、友情と励まし、決して金額や地位では証明できない誇り。

人が仕事をするのも、それらの心を探すため。


社会人になって1年。
和久井も今なら、この東山さんの言葉が少し分かるようです。

さすが東山さん。
渋さが違います。


Glass122 ソーヴ・キ・プ

札幌で佐々倉が訪れたバーYAZAKI。

6年前にも来たことがあるようで、バーテンダーの矢崎は佐々倉を覚えていました。


自信を無くしていた当時の佐々倉に、逃げないのは確かに苦しい、でも振り返ってみるとその苦しさが魂を磨いてきたのだと語ったことがありました。

そして、贈った言葉がソーヴ・キ・プ。
(生き延びることが出来る者は、全力で生き延びよ)


佐々倉は今回もその時と同じ「サッポロ」を注文。

6年前とは違う味に感じた佐々倉は、やはり少し成長したいうことでしょうか。


この時一緒にカクテルを飲んでいた男性も、後ほど再登場します。


あ、このお店は実在しています。
バーやまざき(Bar YAMAZAKI)として。

もちろん、実際に切り絵や手品をしているそうです。


Glass123 北のピエロ 前編


公園で佐々倉が出会ったあるピエロ。

その芸で楽しんだ後、小さな酒屋さんでばったり会ったのは、葛原さんの弟子、白石でした。


父親が家族を捨てて逃げた後、母は亡くなり、姉と2人で生きてきた白石。

その憎んでいた父親というのが、佐々倉が会ったピエロでした。


Glass124 北のピエロ 後編

今ではもう憎んでいない、むしろ許そうとしていた白石は、思い切ってピエロに会い、自分のことは話さずに、温まるカクテル「ホットウィスキー・トゥディ」を飲ませます。

自分の息子だということに気付いたのでしょう。

そのピエロは何も言わずに再び旅に。

そんな白石の話でした。


Glass125 竹鶴・リタの物語 前編

佐々倉が電車内で知り合った、ちょっと図々しいお婆さんとその孫。

「ミント・ジュレップ」というカクテルを作って振舞いますが、これが縁で、最後まで一緒に旅をすることになってしまいます。

そして、訪れたニツカウィスキー余市蒸溜所。

創業者でもある竹鶴政孝(たけつるまさたか)が、ウィスキーについて学ぶために渡英したというところから話が始まります。


Glass126 竹鶴・リタの物語 中編

その竹鶴が出会ったリタ。
後の妻になる人物です。

その出会いについて、そして、ウィスキー作りについて、おばあさんは詳しく説明し、さらに結婚することになった孫、雅夫に、祖父や父のような道楽者になってはいけないという説教を兼ねています。

試飲コーナーで「ホットアップルワイン」を飲み、一休み。


竹鶴は、ウィスキーの費用を捻出するために、アップルワインやリンゴジュースを販売していたそうです。

この時の会社が大日本果汁。

そこからとったニッカ(日果)。

なるほど。


Glass127 竹鶴・リタの物語 後編

竹鶴とリタの墓参りをした後、今巻の仕組みが分かります。

今巻で登場した人物はみな関係者でした。


このおばあさんの孫の雅夫は、ジュディの結婚相手。

ジュディと東京観光をして、オープンカーでサッポロに戻ったのは祖父で、今回の図々しいおばあさんが祖母。

そして矢崎さんのバーで佐々倉と飲んだのが父。


家族全員+佐々倉というメンバーで最後に訪れたのが、再びバーYAZAKIでした。

お婆さんの注文で、佐々倉がそこで作ったカクテルが「リタの鐘」と「ウェディングベル」。

結婚を前にした男女と、ウィスキーにまつわる話が1冊にまとまった16巻でした。


いつもの1話ずつの独立した話ではなく、1冊通して完結するようなのも珍しいですね。

こういうのもアリだな。


でも、お酒のマンガですから、ウィスキーについて熱く描く気持ちは分かるんですが、あまり好んで飲まない私には3話続けて竹鶴・リタの物語はちょっと長かったかも。


毎回描いてるんですが、ホテルのオーナー元気ですか・・・?

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