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王様の仕立て屋

王様の仕立て屋25

王様の仕立て屋25

今巻は靴がメイン。

靴職人のマルコもヴィレッダも、一応(?)靴職人ですからね。

こういう展開もありでしょう。

というより、紳士服には革靴が欠かせないワケですから、もっと早い段階でやっていても良かったくらいです。


このご時勢、スーツを仕立てるというのは難しいかもしれませんが、靴なら何とか(なるのか?)・・・

いろいろとためになる話も多いですよ。

さて25巻。


order147 スクルージの祝福

マルコとヴィレッダの師匠が、靴の修繕を注文したきり音沙汰なくなった客で困っています。

いざ行ってみると、自殺しそこねて大いびきで寝ていたという始末。


安いながらも靴をしっかりメンテナンスしていたカサヴォーラは、心血注いだ会社が倒産したことで心労が貯まっていました。
それは遊び心の少ない、堅牢なグッドイヤー式の靴にも現れていたようです。

気分を変えるために、柔らかめで色気のあるマッケイ式の靴をオーダー。
加えて、悠にもスーツの上下をオーダー。

それにより、気分が変わったカサヴォーラは、インテリアショップで何とか働けるようになりました。


これまで革靴もいろいろ履いてきましたが、グッドイヤー式だとかマッケイ式だとかは気にしたことがありませんでした。

ちなみに、グッドイヤーは恰幅のいい人に、マッケイはスマートな人に合うそうです。


order148 光圀の醍醐

ベリーニ伯爵とカルロは、ナポリ郊外のレストランで食事。
モッツァレラチーズとトマトの前菜、カプレーゼです。


そこに居合わせたのが、チーズ熟成士のガッティ。

シェフですら気付かないような生産者不正を見破り、臆することなく進言し、帰って行きました。


厳しくもありがたい客ですが、いただけないのが他の客がいても同じようなことをしてしまうこと。

そのために、様々なレストランから、スエードのチャッカブーツに気をつけろというおふれまで出ています。


ガッティの頑固な仕事ぶりを気に入った伯爵は、レストランの会合に招待しようとしますが、業界に知れ渡っている靴とスーツ姿を、まずは何とかしようと、悠に依頼。

その成果もあり、うまく業界になじめるようになりましたが、今度は逆に先生扱いされて居心地が悪くなったという話でした。


ゴルゴンゾーラは1度しか食べたことがありませんが、正直、少し苦手。
今だったら食べられるでしょうか?(笑)


order149 終盤の魔術師

就職難の折、何とか見つけた貿易会社。

採用条件をクリアし、あとは一芸に秀でたところをアピールしようと、学生時代に無敗だったチェスで専務と勝負することになったアロルド。

3番勝負で勝ち越せば就職という条件でしたが、アロルドはスーツに白い靴下という装いを周囲に笑われ、その結果、動揺し、勝てるはずだった試合を落としてしまいました。


2日目、3日目のチェスで勝利しなければ就職できない。

その上、初日の白靴下が、実は計算だったのだという展開にしたいという特殊で緊急な依頼。

当然悠の出番です。


2日目を既製品のスーツ(靴下は黒)、3日目を超特急仕上げスーツでカジュアルに(靴下は白)。

チェスの先手、後手、先手に合わせて、靴下を白、黒、白。
そしてそれを引き立たせる装いと靴。

企ては成功。

アロルドは何とか就職することができました。


ウチの妻も時々言いますよ。「たまには白靴下でもいいんじゃないの?ダメなの?」と。

そのたび「ダメなんだーー!」って言ってますが(笑)



order150 荷風の下駄


ジラソーレ社で暇そうにしているラウラ。

そこに突然母がやってきました。

日本に取材に行く予定だが、風習についていろいろ知りたいことがあるからと、ラウラに連れられ織部の所へ。


なぜ日本では、どこへ行くにもいちいち靴を脱ぐのか。
なぜ日本ではスーツに合わせる革靴が適当なのか。

日本に同行する男性用に、ラウラは、すぐ脱げてすぐ履けるスリッポン靴、そしてそれに合わせたスーツをあつらえました。


格調のある紐靴ではなく、日本人がすぐ脱げるスリッポンを好む理由はもう1つ。
梅雨入りしてから先の、湿気が多い季節ゆえの、あの悩み。

そう。水虫です。


あ、何気に朝青龍的な力士(とその親方)が描かれてます(笑)


order151 長岡の花火

フィレンツェ支店のサンドラの元へ、ペッツオーリ先生が来ています。

ペッツオーリはこのジラソーレ社社長ユーリアの父。
そして織部悠の弟弟子でもあります。


そこへやってきたのは昼から酔っ払っているモザイク職人のマベルリーニ。

かなり有名だったにも関わらず、自慢の弟を石切り場の事故で亡くして以来、満足に仕事ができなくなっていました。


それを聞いた、ジラソーレ社一の策略家、ベアトリーチェは、早速彼と顔見知りになろうと近づきます。

そして、近々開くパーティーで、周囲から見捨てられている今の状況を打開させ、あわよくばジラソーレ社にとって利用できる(?)存在にしようという作戦。

そのために悠のアイディアと力を借りました。


山下清のちぎり絵、長岡の花火に触発されたマベルリーニ。

夏向きのスーツと共に、失った信用を少し取り戻せたようです。


order152 三献の茶

マルコとヴィレッダはナポリの街へ出て、靴磨き中。

そこへやってきた1人の男。

その服装や、友人とレストランで食事するという内容から判断し、マルコはつま先と踵のみを磨きました。

全体を磨くと野暮。
かといって磨かないワケにもいかない。

そうしてつま先だけ磨くオシャレが流行し、今ではそれにどこか1箇所プラスすることも多いとか。


その靴の評判が良かったと再び戻ってきたその男は、音楽プロデューサーのスキラッチ。

過労から3ヶ月入院した後、戻る場所がなくなったことで、苦杯をなめていました。


そこで悠へ依頼です。

伸び代のない装いでも伸ばすとか(笑)


トレードマークとなっている装いから大きく変えるワケにもいかない。
かと言って、スタイルを変えないことには、現状を変えることもできない。


その難題を三献の茶で解決しました。

装いはそのまま。
しかし靴をシーンに合わせて使い分けるワザです。

着たきり雀だったスキラッチは、靴を少しずつ変化させることで、最終的に全ての装いを変えることに成功。

石田三成の逸話と、アハ体験を元にした話でした。


こんな靴がメインの25巻。
なかなか面白かったです。

次回からは紳士服地編。

どこまで続くか、個人的に楽しみです。

 ⇒ 王様の仕立て屋25

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