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バーテンダー

バーテンダー14

バーテンダー14

前巻そろえて置いておきたいマンガ。
ころあいを見て、古本でもいいから一気に買いたいと思います。

そして、自分が酒の飲めない体質だということを、読むたびに残念に思います・・・

さて。


Glass104 招かれざる客 前編

UG客(好ましくない客)についてです。

若く、妙にそわそわしている男。
中年で、みすぼらしいスーツを着ていながらも高いものを注文する男。

この2人が、無銭宿泊、無銭飲食などのUG客として、ホテルカーディナルスタッフにマークされています。


そしてその2人と、久しぶりに登場した来島美和さん、そしてコンシェルジュの三谷の知り合いだという、看護師の女性、宮内エミが、佐々倉のバー、イーデンホールに。

中年男は「ホット・バタード・ラム」
若い男は「ホット・バタード・ラム・カウ」

普通に飲み、2人とも席を立ちました。


Glass105 招かれざる客 中編

席を立った時、中年男が転びました。

大事に至らなかったことで、飲み直し。
中年男が皆におごると言いました。


そして佐々倉が作ったのが「グルーム・チェイサー」(憂鬱な気持ちを追い払う)。

これを、「お客様のために」と、最初に宮内エミに出しました。
このとき、佐々倉は何となく分かってたんですね。


若い男はお泊りデートをすっぽかされてイライラ、そわそわしていただけ。

中年男が無銭飲食をしようとしていたUG客。

佐々倉は最初の「ホット・バタード・ラム」を注文された時から疑っていました。

街場のバーなら、温かいカクテルを飲み、バーから帰っていく人は多い。
けれども、暖房の効いたホテル内のバーで、部屋に戻るだけにも関わらず、注文する人は珍しい。

この男性は、事業が行き詰まってしまいましたが、昔が忘れられず、ついついお金がないのに宿泊、飲食をしてしまった。
男性は、もう一度やり直す勇気が沸いたと言い、支配人に正直に申し出ようとしていました。

ところがこの男性は初めての無銭宿泊、無銭飲食。

他のホテルでもマークされていた、本当のUG客は、宮内エミです。
クレーマーでした。


新人バーテンダーの和久井翼が、エミを看護師だと聞いて、白衣の天使と言ったことで、イラッとし、そして、手に水滴が1滴垂れただけで土下座しろと血相を変えて怒鳴ります。


Glass106 招かれざる客 後編

エミは看護の仕事で疲れていました。

働く時間が長いとか、緊張感があるとかそういうことではなく、何より疲れるのが、笑顔を強要されること。

患者が亡くなっても、それを表情に出してはいけない。
他の患者にも、婦長にも怒られる。

にも関わらず、とあるレストランでミスをしたウェイトレスは、失敗しても笑って対応。
その時に思わず怒鳴ってしまったことが、クレーマーとなったきっかけでした。

いくら看護師でも、自分は天使なんかじゃない。
本当は分かっている。
みんなつらくても仮面を被って、本当の自分を隠して生きていることを。

そのしがらみでした。


ここで佐々倉のイイ話です。

「LIVE(生きる)」を逆から読むと「EVIL(邪悪)」。

さらにそこにDを付け足すと「DEVIL(悪魔)」。


本当の自分は別にあって、それが天使の仮面をかぶらなきゃいけないと思うから苦しい。
だから、自分の中にはもともと天使も悪魔もいると考えたらラクになるんじゃないかと言いました。

そして佐々倉が出したカクテルが「デビル」。
爽やかでコクもあり、甘みも辛みもあるのにすっきりした複雑な味。

大人になるということは、天使でも悪魔でもなく、複雑な中を生きるということ。

エミは肩の荷が下りたようで、看護師として頑張れるようになりました。


自分が失敗したかのような和久井は、佐々倉に連れられて、行きつけの立ち飲み屋へ。

バーテンダー見習いの和久井に対して、佐々倉も師匠見習い。
これからのことは誰も分かりません。


この立ち飲み屋のおじさん(おぐらさん?)は時々登場しますが、この人について特に描かれた事はないんですよね。確か。
意外に博学だったりするので、気になる存在です(笑)


Glass107 カウンターのルール

佐々倉に内緒で、新米バーテンダー日記というブログを書いている和久井翼。
ウイング君という名で(笑)

そこに、陰ながら応援していますというコメントが。
それを機に、気持ちのこもったコメントが続けて入るようになりました。

クリスマスということもあり、和久井はこの相手が、頻繁に通ってくれる女性だと勘違い。
新米がこんなことをしている場合ではないと決心しますが、ついついその女性のことばかり考えてしまいます。

ところが和久井に好意を持っていたのは、北の薔薇というゲイバーで働いていた男性の方。

和久井は見事に失恋したのでした。


この女性は後にもまた登場します。
沢木奈々と言います。

そうそう。和久井が作ったカクテルの名は「雪国」でした。


Glass108 献杯 前編

佐々倉の師匠だった加瀬さんが亡くなって、四十九日の墓参りにやってきた北方と佐々倉。

和久井という弟子ができたことで、近頃、師匠ならばどうするだろうと、悩むことが多くなってきました。
佐々倉はついつい墓前でうつむくのでした。


毎日の仕事後、加瀬さんに、デュワーズで氷なしのハイボールを作っていたことを思い出し、佐々倉も和久井に同じことを。
出来について、感想は一切言いません。

今度は以前、お世話になっていたこともある、バー東山へ。

亡くなった加瀬さんのために、好きだったデュワーズ・ホワイトラベルのソーダ割りで献杯。

普通の客は、その1杯が上手いか不味いか言わずに帰る。
だから佐々倉も、和久井の作ったカクテルには何も言わない。

その1杯に精一杯向かい合わないと、時に一生後悔することもある。


サービスの東山と呼ばれる名バーテンダーから、和久井は何か学べたでしょうか。


Glass109 献杯 後編

そして次にやってきたのは、ホテル・ダイヤモンドスター内にあるバーK。
そう。
完璧な1杯を目指して惜しまない、葛原隆一の店です。

和久井にはハイボール。

そして、普段ならお客に水の1滴ですら自由にさせない葛原が、佐々倉に対してだけは特別。
自分で加水して作るようにと、12年のデュワーズと水を手渡しました。

ここでも加瀬さんのために献杯です。

自分の味を決めることが、加瀬さんへの恩返し。

師を求めず、師の求めたるところを求めよ。

それが師の恩に報い、師の夢を継ぎ、ひいては師を越えることになる。


和久井は、また少し一流のバーを知り、その技術とサービスがどれほど深いか思い知ります。
そしてモチベーションも上がったのでした。

葛原のバーにいた、名刺もないほどの見習いバーテンダー、白石賢との初めての出会いでした。
今後のライバルになるんでしょうか。


Glass110 見習い 白石賢

和久井が勘違いして好きになったお客、ホステスの沢木奈々は、時々イーデンホールに来てくれます。
和久井にとっては、今でも気になる女性です。

偶然街で彼女を見かけ、後を追って和久井が目撃したのは、前回の話で登場した、葛原のバーの新米バーテンダー白石賢と一緒にいるところ。

金城ユリ、上原マスターがいる「Hell's arms」へ行ってやけ酒です。


そこへ現れたのが白石賢と沢木奈々。

何でもありな「Hell's arms」で勃発した「パナシェ」でカクテル対決ですが、結果は全ての面で和久井の完敗でした。


バーテンダーの世界は狭くて深い。
神のグラス、佐々倉の初めての弟子である和久井は、バーテンダーなら皆が知っている存在。

しかも、白石にこの程度かと見下されたことは、もはや自分だけの問題ではありません。

和久井は、未熟な自分にさえ一生懸命な佐々倉のためにも、絶対負けないと心の中に誓うのでした。


確かに和久井は、元々ホテルマンとして配属されたわけですからね。
モチベーションは上がりづらいかもしれません。

それでも佐々倉に惹かれ、バーに魅せられ、和久井は少しずつ成長しています。


Glass111 それぞれの春

飲めもしない酒を知ったかぶりをして注文し、結局残す。
こちらは客で、お金は払ったんだから別いい。

簡単に割り切れるほど要領のいいタイプではない和久井は、それが許せませんでした。


思わず、お客は神様だから何をしてもいいのかと聞いた佐々倉に

「君がもし本当にお客様を神様と考えるなら、君は決してプロのバーテンダーにはなれない」

と言い切られてしまいました。

そして次の日、和久井はズル休み。

行った先はライバルの白石もいる、葛原のバーでした。


プロのバーテンダーになるには、かつて抱いた夢、これまでの憧れ、理想を捨てること。
痛みに耐え、現実に学ぶこと。

だからムダに捨てない。
活かすために捨てる。

葛原が出したカクテルは「マティーニ・リンスタイプ」。
ドライベルモットを捨てることで、香りだけを氷にまとわせる。

捨てることで生まれるカクテルです。


そして、お客は神様だから何をしてもいいのか、金を払えば酒を残してもいいのかという問いを一喝。

「バカ者がぁ!夕方6時にカウンターでそんな寝言を言っているバーテンダーは日本中で貴様1人だ!」と。


客を神様にしてはいけない。

お客を神様のように扱う、全て正しいのだから、全てを任せるということは、その人に対してこちらの気持ちは何もこめられていないということ。
まさに言われた通りにカクテルを作るということになる。

それはまるで客をお札として見ているかのようであり、サービスとはかけ離れたもの。


いくら注文されたままとは言え、飲めないほどアルコール度の高い酒を提供してしまった和久井は、まさにお客を神様として扱っていました。


神様なら悩むこともないが、客もバーテンダーも人間だから悩んでいる。

だからこそ、そこに喜怒哀楽があり、それに合った1杯のカクテルが感動を生み、芸術になる。


本当なら、アルコール度が高いことを説明したり、ロックスタイル、炭酸で割ることを、プロのバーテンダーとして勧めるべきでした。

そうすることで、お客はその時の感情、状況に合わせたカクテルを楽しむことができ、感動を生む1杯になったかもしれない。


ライバルが見習いをしている店に行き、恥を忍んで葛原に教えを受けた和久井は、また1歩、プロのバーテンダーに近づいたようでした。


こんな14巻でした。

結局、13巻に引き続き、来島会長は登場しませんでしたね。
入院してるはずですが、大丈夫なんでしょうか?

美和さんとコンシェルジュの三谷は久しぶりにチラッと出ましたが。

お願いです。
川上京子さんを活躍させてやって下さい<(_ _)>

 ⇒ バーテンダー14

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