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ARIA

ARIA 12

ARIA 12

最終巻です。
前巻のアリスに続き、藍華、灯里のプリマ昇格、そしてアリシアさん引退と、皆のその後。

濃い内容が目白押しです。


最初は人形の話。

灯里が出会った、おじいさと2体の人形。

この内容の濃い12巻で、少し脱線したエピソードのように思えますが、これも灯里の心の不安を表した、必要な話です。


普通、人形は無表情に作るもの。
自分のその時の気分で、それに合った表情に見えるように。

ところがこの人形は、常に喜びに満ち、微笑んでいる人形と、常に哀しみに満ちて、憂いている人形。
この2体は、変わらない、それぞれの思いを持ち続けるよう宿命づけられてしまっています。

でも、それを不自然に思うのは当然のこと。

人は変わり続けていく存在。

終わらないで欲しいと願う嬉しい時間も、終わって欲しいと願う哀しい時間も、全て平等に訪れるから。


灯里は、おじいさんの話で、心の奥にしまっておいた気持ちに気付いてしまったようでした。

アリスや藍華、自分がプリマになってしまったら、これまでの3人で楽しく合同練習したり、頻繁に会うことができなくなってしまう。
自分は伝統あるアリアカンパニーのプリマとして独り立ちできるかどうか。
いつかはアリシアさんと別れなければならないのではないか。

それらの変化が怖いという気持ち。

実際、このことは、灯里がプリマになった後、その口で語られます。


次は藍華の昇格の話。

わがままクイーン。
さすがの姫っ子。
泣き虫セレナーデ。
何様姫様。
もじゃもじゃりん。

晃さんは、藍華の通り名を思案中。


姫屋の跡取りでありながら、いつも一緒に練習していた、後輩のアリスに先を越された藍華。
しかもアリスはライバル会社の時期エースです。

藍華が相当なプレッシャーを感じているのではないかと心配した晃さんでしたが、当の本人はプレッシャーどころか、その状況をくれたアリスに感謝。
希望に満ち溢れた目で、晃さんを見つめ返しました。


そして、その後、具体的に描かれてはいないものの、無事、晃さんの試験に合格。
藍華は晴れてプリマに昇格したのでした。


子供の藍華に教わった大切なことを、自分の通り名、真紅の薔薇(クリムゾン・ローズ)に込めた晃さんは、藍華より先にプリマとして先陣を切って出陣し、自らが仕える未来の女王陛下の成長を支え、そして今、通り名、薔薇の女王(ローゼン・クイーン)を与えた。

・・・カッコいいじゃないですか。


アニメでも、この部分は具体的に描かれてませんが、少しだけその時の様子が分かります。
藍華が支店長を務めることになったお店の前で、藍華と晃さんが号泣してるんです(笑)


次はアリスが寂しい話。

アリスはプリマになった忙しさゆえに、灯里、藍華に2週間も会えていませんでした。
これまでは毎日一緒にいれたのに、突然それができなくなった寂しさで、ネガティブ思考全開です。

それでもこの3人なら大丈夫。

何のきっかけも、理由がなくても、気持ちは通じているという話でした。


次はいよいよ灯里のプリマ昇格、アリシアさん引退、そしてその後です。


アリスに引き続き、藍華も昇格したことで、灯里が取り残された形になりましたが、その話を聞いたアリシアさんは、昇格試験実施を決意。
さほど間を空けず、灯里も昇格試験を受けることになりました。

これまでの練習成果もあり、無事合格です。


昇格試験を実施している最中、マンガでは描写があまりありませんが、アニメにはしっかりあります。
灯里らしさがでていていいですよ。


灯里が、白き妖精(スノーホワイト)アリシアさんから与えられた通り名は「遥かなる蒼(アクアマリン)」。

現役最高峰のウンディーネであるアリシアさんが唯一育てた直弟子で、一緒にいられる愛おしい時間を失うことが怖くて、昇格試験を先延ばしするほど、愛していたのが灯里です。

「ありがとう。私のアクアマリン」と言ったセリフにどれだけの愛情が込めれれているか。

そう考えると、何度読んでも(観ても)泣けます(/ー ̄;)


アリアカンパニーの色が白と青であること。
この星、アクアの全てを包む、空と海の色。

そんなアクアに愛され、心を通わせているのが灯里です。

アクアが与えてくれる素敵を、周囲の人たちに気付かせてくれる灯里には、やはり、青以外の色は当てはまらないでしょう。


ちなみに、この話のタイトルが「遙かなる蒼」ですが、9巻にある、グランマがアリアカンパニーを創立した時のタイトルは「アクアマリン」。

グランマの通り名がアクアマリンだった可能性もありますが(明らかにされていないから)、グランマが創立する際に心に描いたARIAカンパニーは、まさに窓から見える海と空の蒼だったに違いありません。


さて。

灯里がプリマに昇格したことで、アリシアさんは、以前からゴンドラ協会から要請されていた職に就くことを受け入れ、ウンディーネを引退することになりました。
そしてさらに結婚。

マンガにはないアリシアさんの引退セレモニーは、アニメに描かれています。


そして月日は流れ、アリア社長と灯里の2人だけだったARIAカンパニーに、新人のアイが。

アニメで登場していた女の子です。

すっかり髪も伸び、大人っぽくなった灯里の活躍は描かれていませんが、伝説の大妖精の天池秋乃(グランマ)や、水の三大妖精で、プリマ昇格最年少記録を持っているアリシアさんがいた、このアリアカンパニーに恥じない、立派なプリマになったことでしょう。


AQUA2巻+ARIA12巻、こうして終了です。

ちょっと恥ずかしいセリフも多いですが、いいマンガでした。
特殊とは言え、猫もたくさん出てきましたし(笑)


他にも小説もあるんですよね。2冊。
さらに、月刊ウンディーネという、月刊誌風に描かれた特集号も確か6冊。

読みたいけど、小説はまだしも、月刊ウンディーネって高いんだよなぁ。
オークションでも探してみるか。


ぜひ、三大妖精となった灯里と、新人アイを描いた続編が出ることを楽しみにしています。

ARIA 12

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