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バーテンダー

バーテンダー13

バーテンダー13

人気のあるバーテンダー。
神の雫がものすごい人気ですが(読んだことない)、バーテンダーも面白いですよ。
新刊が出ても、いつもレンタルされていて、なかなか借りれません。

今回は、なぜか12巻のケースにそっと収まっていたのを発見して、すかさずキープしましたけど。
誰か隠してた?(笑)


前巻の最後で神嶋部長が言った、イーデンホールに配属された新スタッフが登場します。
ホテルカーディナルの料飲部担当の社員、和久井翼(わくいつばさ)です。

佐々倉は外部からのスタッフ扱いですから、入院中の来島会長の熱い思いで作られたバー・イーデンホールは、他の幹部からしてみたらなくしたいものなのかも知れません。

新人の和久井に、幹部達は「幹部候補生として頑張ってくれ」とか意味ありげに言ってましたし。

結局、この13巻にも来島会長、孫の美和さん、コンシェルジュの三谷も登場しませんから、来島会長の息がかかった人物と一線を画す幹部たちがいるってことを表しているのかも知れません。

さて、13巻。


Glass96 ビールの苦味

配属されたばかりの新人、和久井は、狭いバーで所在無くたたずむだけ。
カクテルのレシピもある程度覚えたものの、何もしないのが最初の仕事だと佐々倉に言われたからです。

おでん屋を営むオヤジさんに(11巻参照)、新人がいるとバーテンダーが苦労すると言われたり、他の客にもからかわれることが、和久井には納得できません。

閉鎖的で狭量な世界。

佐々倉も何も教えてくれないことで、和久井はそう感じてしまいます。


Glass97 奇数のサービス

カーディナルの新人たちは、ある飲み屋さんで苦労話やグチなど言い放題。
そこに和久井もいました。

1ヶ月間、何もせずに立ち尽くすだけの和久井でしたが、次の仕事は、狭いカウンターの中で、佐々倉の動きを邪魔しないこと。
和久井はとうとう嫌気がさし、バーテンダー、ひいてはカーディナルを辞めようと考えるようになりました。


そんな時、バーにやってきたのは、銀座のバーホッパー伊丹本部長。
和久井を気遣い、彼に「ジンリッキー」を注文しました。

普通、カクテルは作った人の名前が残るのに、ジンリッキーに関しては最初に飲んだ人の名前。
それは、カクテル内のライムをマドラーでつぶしつつ、自分好みの味で楽しんだことから。


和久井は、仕事が「段取り=準備が9割」と言うこと、そして、客の小さな孤独に気付けるかどうかがバーテンダーには大切だということを伊丹さんに教えてもらいました。

客が偶数なら放っておく、奇数なら一言だけでも話かけるというバーテンダーのサービスを、何となく実践していた和久井はバーテンダーに向いているのかも知れません。



Glass98 見習い

3ヶ月経った和久井は、毎日のトイレ掃除、そしてその後のシェイカーを振る練習や、閉店後のボトル磨きを欠かしません。
さらに、灰皿交換、水の提供などの簡単な仕事をさせてもらえるようになりましたが、タイミングがまだまだ未熟。

そして、ようやく、佐々倉の洞察力のスゴさを思い知るようになりました。

掃除のしていない部分、シェイカーの振り具合などを一瞬で見破られたり、銅マグに入ったカクテル「スカイボール」が、中身が見えないにも関わらず、空になっていることに気付いたり。

閉店後に尋ねた和久井は、目で見るのではなく、耳で見るということを教えられます。

眼だけで見ると大切なもの、客の魂を見逃してしまう。
それを逃さないように耳で見る。

そう聞いてから、和久井は佐々倉溜が少しだけ大きく見えてきました。

佐々倉も和久井を餃子に誘いましたね。
認められてきたんでしょうか。



Glass99 失敗の優しさ 前編

和久井の失敗の話です。

今やCMクイーンとなった城島ルミ。
帝都広告社勤務で、伊丹、宇崎の下で働く山下。

2人は仕事の関係で知り合い、カウンターの下でそっと手をつなぐ、良い関係です。

イーデンホールにやってきて1杯だけ飲むのもお忍び。
佐々倉は、想い出のサザンカンフォートを使ったカクテル、「スカーレット・オハラ」を出しました。


大きなCM作成のお祝いで、宇崎部長は山下を連れてイーデンホールに。
その時、和久井はついつい、前回、ルミと飲んだ「スカーレット・オハラ」を話題に出してしまいます。

仕事の内容も、カクテルにも詳しい宇崎部長。
山下が、売れっ子タレントの城島ルミと付き合っていることを知りました。

しかも、それは偶然バーにいた、ライバル広告会社の会長にまで知られることに。



Glass100 失敗の優しさ 後編

山下は伊丹本部長から、3ヶ月は電話、メール禁止と言われてしまいます。
事実上、別れてしまえと言われたものと受け取ります。

落ち込む山下は、佐々倉に呼ばれてイーデンホールに行きました。
そこにはライバル会社会長の嶋岡が。

頼んだカクテルは「ブルー・ムーン」。

「青い月」は、あり得ないこと、できない相談ということを意味したカクテルですが、嶋岡会長には失敗の優しさを感じられる思い出のカクテル。

広告マンがタレントを好きになるというあってはいけないことですが、誰でも失敗はするもの。
新人が失敗せずに、上司に迷惑をかけずに仕事をしているなんてあり得ない。

宇崎部長が嶋岡会長に、黙っていてくれと頭を下げていたこと。
佐々倉が仕事の後、徹夜で朝から並んで羊羹を買っていたこと。

山下、和久井の2人の新人は、部下の失敗のために奔走する、今時あり得ない上司(ブルー・ムーン)に照らされていたのです。

3ヶ月の電話・メールの禁止は、CMで言うところのたった1クール。
別れろという意味ではなく、その間だけはおとなしくしていろという、伊丹本部長の優しさでした。



Glass101 見えない氷

前回、佐々倉と川上さんと和久井は餃子を食べに行きましたが、今度は金城ユリ、上原マスターがいる「Hell's arms」で飲んでいます。

西沢チーフがレストラン勤務になり、ラウンジで1人で頑張る川上さん。
お客とほとんど会話もないし、自信を失いつつあるようです。

それに気付いた佐々倉は、先輩の北方さんのバー「ノースウィンド」に連れて行きます。

川上さんは「ウォッカ・アイスバーグ」。
佐々倉と和久井は「ジントニック」。

北方さんは、佐々倉の失敗談を話しながら、自信を失いつつあった川上さんを励ましたのでした。



Glass102 バー・風 前編

佐々倉が最初にバーテンダーとしてアルバイトをしたのが「バー・風」。

自信がないから殻に閉じこもり、それを孤独と呼んで世を憎み、努力する謙虚さも、ひたむきに生きる誠実さも、感謝する優しさもなかった佐々倉に、忍耐強く教えてくれたのは、師匠の加瀬さんでした。

今はもうなくなった「バー・風」の跡地を見ながら、佐々倉は泣いているようでした。



Glass103 バー・風 後編

北方さんと佐々倉の師匠、「バー・風」の加瀬さんは入院中。
おそらく最後になるであろう外出許可が出ました。

もう1度カウンターに立ってみたかったと言った加瀬さんに応えるため、北方さんのバー「ノースウィンド」を臨時休業し、1日だけ「バー・風」を復活させました。

和久井は携帯で掲示板に書き込み、それを見た人たちが押し寄せました。
その中にはバーホッパーの伊丹さんも。

ベストもミキシンググラスもシェイカーも、ボトルの並びもその時のまま。
北方さんも佐々倉も、当時のベストを着て加瀬さんの両脇に。

加瀬さんは、先に亡くなった人たちを悼み、ウォッカを小さなグラスに入れて火をつけました。
死の炎。

加瀬さんはその10日後、静かに息をひきとりました。


今回もいい話でしたね。
読んでいて泣きそうでしたよ(ノ△・。)

今後、ホテルカーディナルがどうなるか。
さらに、新人の和久井がバーテンダーとしてどう成長するのかが楽しみです。


 ⇒ バーテンダー13

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