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岳(がく)

岳8

岳8

第0歩 私の半分

2年前に山で行方不明になった女性の娘さんは、母の行方不明を受け入れられずに、何度も警察署に足を運びます。

そんな女性を、期限が切れた今でもたった1人で捜索しているのは主人公の三歩。
普段の救助の仕事の合間をぬっては地図を片手に探しています。

そんな時に見つけた水ノ口さんの白骨。
散らばった骨を、三歩は歯まで全てを回収しました。

よく頑張った。

そう言った三歩の言葉は母と娘の両方に向けられていたのでしょう。

第1歩 オレの木

大学の山岳部メンバーだった赤城は、今はサラリーマン。

普段の仕事に追われ、家庭を犠牲にした結果、妻は子を連れ、実家に帰ってしまいます。
それに加えて、大切なプレゼンに寝坊してしまいます。

家庭も仕事も失いそうな時、再度山に登ってみることを提案され、メタボ気味の身体を酷使し、登ります。

そこで出会った1人の老人。
ポツンと立つ木に思い入れがあるようです。

戦争でたくさんの仲間を失った彼。
それでもここに立つ木のように、何があっても生き抜くことを心に決めています。

きっと赤城も山から力をもらったことでしょう。


第2歩 私の仕事

久美ちゃんは自分の誕生日であるにも関わらず、定時で上がることができません。
緊急の要請があり、単独登山を行った男性の捜索に借り出されました。

恋人との食事が流れてしまった者、子供の学芸会に出席できなくなった者。
久美ちゃんは自分だけが苦労している訳ではないと理解しつつ、こういう日くらいは事故とは無縁でいたいと思っていました。

消極的な久美ちゃんとは違い、三歩は必死です。

ようやく見つけた遭難者も、久美ちゃんの思いを裏切り、すでに亡くなっていました。
三歩は遺体収容のために最善を尽くします。

それで改めて自分の仕事を知った久美ちゃん。

命を落としてしまうのが仕方のないことなら、生きていて眠くなったり腹が減ることも仕方の無いこと。

そう言って、三歩は遺体のそばでコーヒーを煎れ、久美ちゃんの誕生日を祝いました。


第3歩 ひとりの山

正義感あふれる若い阿久津。

山でパトロールをしている時にも、1人で登るおばさんのことが心配です。

三歩に言っても、大丈夫の一点張り。

ところがそのおばさんは、1人が好きなだけ。
1人=孤独
そんな風に感じていませんでした。

1人(孤独)を心配していた阿久津は、1人を応援するということも学んだのでした。


第4歩 無益な一枚

ある通信社で働くカメラマン。
デジタルのカメラでは敵わない、血の通った、無益の被写体を撮るために、アナログカメラを持ち、山に登ります。

ところが道を間違え転落。
その拍子にピッケルが足に貫通してしまいます。

それを助けてくれたのが三歩でした。

気を失っている間に、三歩はこっそりそのカメラで撮影。
撮れた写真は、無益で豊かな、山を愛する三歩ならではの、血の通ったオモシロイ写真でした。


第5歩 ご褒美

タバコを吸いながら北穂高岳を上るハードボイルドなおじさん。
携帯灰皿を利用しているので、久美ちゃんも注意できません。

咳をしながらもタバコを吸い、山を登る時も、食べる時もやめません。
このおじさんは脳の医者。

山でやりたいことは人それぞれ。

タバコを吸いたい人。
ビールを飲みたい人。
コーヒーを飲みたい人。
クリームパンを食べたい人。

それがご褒美。


第6歩 司令塔

北部警察の野田チーフは、事務的なところもあり、一見するとクール。

ところが昔から知っている三歩に言わせれば、自分よりもよほど熱い男。

助けられる人がいれば全力で。
自分の休日には、一度は捜索を打ち切った人を探しに。

やはり熱い男でした。


第7歩 空振りホームラン

阿久津は大切にしている自分の彼女、スズに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
海、遊園地、映画等の予定が、自分の救助の仕事で突然流れてしまうから。

非番の日に要請の電話がきても、阿久津は断りました。

ところが彼女はそんな阿久津を理解し、しっかり支えています。

常に危険が伴う阿久津の仕事ですが、それを受け入れ、救助に一生懸命な彼を、笑顔で見送ったのでした。

大したことのない事故は救助する側からすれば空振りですが、それが本当は幸せなこと。

空振りがホームランだという話でした。


第8歩 秋の休日

事故の件数が多い夏の山は、救助隊にしたらハード。
ところが、件数は減りつつも、重大な事故になりやすい冬の山はシビア。

久美ちゃんはつかの間の秋を満喫しようとしていました。

救助を通して人の死について向かい合い、すっかり山が似合うようになってきた久美ちゃん。

助けた人数は覚えていなくても、自分の現場で亡くなった人数ははっきり覚えている三歩。

それぞれにとって厳しい冬がやってきます。


今回もいい話でした。
全巻そろえておいて、時々読み返したいマンガの1つです。

岳8

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